QRだれドコで読み取ったQRの読取日時、QRコード文字列、場所データをキントーンに送信することができます。これにより、キントーンのアプリ側で集計したり、何かのアクションを起こしたりすることができます。送信可能なQRコードはそのユーザーが作成・管理しているQRコードのみです。
以下は連携の手順です。
キントーンアプリの作成と設定
アプリの作成
以下はアプリ作成の例です。
ポータルからアプリの新規作成操作を行います。

アプリのフィールドデータ設定
アプリで以下のフィールドを作成します。[] 内は型とフィールドコードです。フィールドコードは大文字小文字含め正確に一致させる必要があります。一致しない場合、そのフィールドにはQRだれドコから送信したデータが反映されません。
- 日時 [日時/DateTime]:年月日と時分を格納します。
- QRコード文字 [文字列 (1行)/QRString]:読み取られたQRコード文字列を格納します。
- 場所 [文字列 (1行)/Location]:QRが読み取られた場所や、「入室」「退室」「乗車」「降車」など登録した文字を格納します。
- 乗降区分 [数値/PickDrop]:乗車=1, 降車=0, 予定外降車=4, 予定外乗車=5, バスモードでない場合=-1, 予定外のQRが読み取られた場合=-2 を格納します。
アプリの「フォーム」タブで設定します。

以下は各フォームの設定です。
![]() 最下部の「フィールドコード」は正確に入力してください。 | ![]() |
![]() | ![]() |
設定が完了したら「アプリを更新」をクリックします。
以上でフォームの設定は完了です。
アプリのAPI設定
次に、「設定」タブでAPIトークンの設定を行います。「APIトークン」をクリックします。

アクセス権では少なくとも「レコード追加」を選択します。

「生成する」をクリックします。

トークンが生成され、表示されます。このAPIトークンは後でQRだれドコの設定で使用します。

「保存」ボタンで設定を保存します。

さらに「アプリを更新」をクリックします。アプリを更新しないと正常に動作せず、400番エラーが発生するのでご注意ください。

だれドコの設定
設定画面
次に、QRだれドコにログインし、「設定」をクリックします。

表示モードを「施設用(管理者)」にします。

「その他の設定」で 「Kintoneとの連携」の設定を行います。

URLを入力します。URLは次のように入力してください。
https://サブドメイン.cybozu.com/k/v1/record.json
上記「サブドメイン」にはキントーンのアプリを表示している時のサブドメインを入力してください。例えばキントーンのアプリを表示している時のURLが「https://w4xxr2x8xdx.cybozu.com/k/10/」であれば、w4xxr2x8xdx がサブドメインになります。
次に、「アプリID」を入力します。アプリIDも同じくキントーンのアプリを表示している時のURLから確認できます。例えば例えばキントーンのアプリを表示している時のURLが「https://w4xxr2x8xdx.cybozu.com/k/10/」であれば、10 がアプリIDになります。
最後に「APIトークン」を入力します。APIトークンは「アプリのAPI設定」で生成した「APIトークン」をコピーし、貼り付けてください。
以下は入力が完了した状態です。

設定を保存します。

テスト送信の実行
必要に応じて「テスト送信」ボタンをクリックして、アプリに対して適切にQRデータが送信されるか確認してください。エラーにより正しく送信できなかった場合、エラー内容が管理者のメールアドレスに送信されますので内容を確認し、設定等を修正してください。

正しく送信された場合、アプリにテストデータが反映されます。

テスト送信が成功すれば、実際にQRコードが読み取られた場合にキントーンアプリに読取データが送信されます。