園外活動やバスで簡単かつ確実に点呼
~注意マークを使った点呼方法~
QRだれドコには園外活動で利用できる「外出モード」がありますが、外出モードは定期的(○曜日○時など)に行われる園外活動向けになっており、予めスケジュールの登録が必要になります。 もっと簡単に園児のはぐれや置き去り対策をしたい、そんな場合に「注意マーク」を使って簡易的に点呼するための使用例を紹介したいと思います。
※ここでは園外活動を例にしていますが、バスでの行き帰りでは更に簡易的に使うことができます。バスに乗るときに「◆バスに乗車」園に着いたら「入園」という2つの場所を登録しておき、乗車降車の時に園児のQRを読み取るだけです。「◆バスに乗車」の状態で60分経過すると要注意メールが関係者に送信されます。お試しください。
注意マークとは
注意マークは場所データ(QRの読み取り場所を示すもの)の先頭に付けることができるマークで、主に「■◆▼▲●」の5種類があります。例えば「設定」画面→「場所データ一覧」で「▼タイヤ公園」や「◆すずらん通りバス停」のように登録することができます。注意マークはそのままの状態では安全でない場所や行動(バス乗車など)に対して付けておきます。
それぞれのマークには ■:30分、◆:60分、▼:90分、▲:2時間、●:4時間 のように決められた時間があり、これらのマークがついた場所でQRが読み取られてから所定の時間が経過すると注意喚起メールが自動的に送信されます。
注意喚起メールが送信されるまでの時間は、その園児のQRが読み取られるたびにリセットされます。QRが読み取られたときの場所データに注意マークがついている場合はそのマークに応じて注意喚起までの時間が再設定され、注意マークがついていない場合は注意喚起メールが送信されなくなります。
注意マークは「出入履歴画面」で視認しやすく、注意マークがついている園児のみ抽出して表示させることもできます。これにより外出中の園児は出入履歴画面ですぐに確認できます。
(出入履歴画面)
さらに、出入履歴画面では「絞り込みタグ」を使うことでグループ(組あるいは外出集団)ごとに確認することができます。
設定と運用の例
下記は園外活動向けの設定と運用の手順の例です。
①場所の登録
予め注意マークがついた場所データを登録しておきます。ここでは例として:
(1) ■園を出発
(2) ▲目的地に到着
(3) ■目的地を出発
(4) 園に帰着
の4つを登録します。例えば「(1) ■園を出発」では、園を出発してから30分を経過しても次の読み取り(「(2) ▲目的地に到着」)がされない場合に管理者や(必要に応じて)保護者に注意喚起メールが送信されます。
(場所データの追加)
次は実際の移動時に行う操作です。
②(行き)園から目的地への移動
園から目的地までの移動中に園児がはぐれてしまうことがあるため、出発と到着で計2回読み取ります(予め管理者のIDでログインして下さい)。
(1)「■ 園を出発」を選択して出発する全ての園児のQRをスマホで読み取り、出入履歴画面で確認します。実際の人数も確認します。
(QRを読み取り)
(2)目的地に到着したら「▲ 目的地に到着」を選択して読み取り、出入履歴画面で確認します。
(出入履歴画面)
③(帰り)目的地から園に向かって移動
同様に、目的地からの出発時に「■ 目的地を出発」を選択して全ての園児のQRを読み取り、園に到着したら「園に帰着」を選択してQR読み取ります。最後の読み取りである「園に帰着」は完了(安全)であるため注意マークがついていません。もし注意マークがついたままの園児がいる場合は要注意です。その場合は当該園児が帰ってきているか再確認し、QRを読み取ってください。
(全員が園に帰着した状態)
注意マークを使った点呼で確認すべきこと
注意マークを使った点呼では、最初の出発時に漏れが無いように園児のQRを読み取る必要があります。そのため以下を確認してください。
- 園からの出発時、出入履歴画面で表示されている注意マーク付きの児童の人数と出発時の人数を確認し、人数が同じであるか確認すること。
- 園児のQRを一通り読み取った後に出入履歴画面を確認すること。
外出モードとの違い
(外出モード画面)
外出モードでは、外出する園児の名前や行先を予め登録しておくことができます。 そのため:
- 園児が予め登録されていることにより出発時のQR読み取り漏れを防ぐことができる。
- 出発時のQR読み取り時に別の組の園児が混じっていた場合、予定と異なるためすぐに気付くことができる。
- 点呼予定の園児が大きく表示され、QR読み取りの都度消し込まれるためQR読み取り漏れをより確実に防ぐことができる。
などのメリットがあります。
2つの点呼方法
今回紹介した簡単に点呼する方法と「外出モード」を使った点呼方法にはそれぞれメリットがあります。簡単に点呼する方法ではスケジュール登録が不要で簡単に運用することができます。外出モードでは予定と照合したより確実な点呼ができます。どちらも異常時には注意喚起が行われ、必要に応じて保護者も外出や帰着を確認することができます。はぐれや置き去りを防ぐツールとして是非お試し頂ければと思います。