緊急連絡機能を追加しました

バスジャックなどの緊急時、複数の関係者に対して速やかに異常を通知できる機能を追加しました。

機能を追加した背景

移動中のバスの中で緊急事態が発生した場合、通常は携帯電話で助けを呼ぶことができます。しかしバスジャックが発生した場合では携帯電話によって複数の関係者に助けを呼ぶことは事実上不可能です。このような状況下でも外部に対して速やかに緊急事態を通知できる仕組みが欲しいというご要望を受けて本機能を開発しました。

緊急連絡機能

緊急連絡機能を作動させるためには一つのアクションが必要になります。本機能の性質上、アクションの詳細は説明できませんが、本機能を使用することにより下記を行うことが可能になります。

  • バスの便などの情報の通知
  • 緊急連絡の日時と現在推定される場所の通知
  • 複数の関係者への一斉通知

バスモード機能により乗車中の児童の把握も可能です。

万一に備えた訓練を

緊急連絡機能を使うにあたり、緊急事態が発生した場合の行動手順を明確にすること、安全最優先を周知しておくことが重要です。下記は対応の一例です。

運転手の対応

  • 園児・生徒の安全を最優先とするため、原則として犯人の要求に従って行動する。
  • 犯人に気づかれないように緊急連絡機能を作動させる。
  • 外部連絡用の非常用ボタンがあれば作動させ、可能な限り外部に緊急事態を知らせる(ハザードランプを点滅させる、パッシングを繰り返すなど)
  • 営業所等と電話ができる場合は決められた暗号の言葉を使うなど犯人に気づかれない方法を取る。

関係者の対応

  • 運転手による緊急連絡があった場合、情報の真偽を問わず警察に連絡する。
  • 関係者が現場に急行し、状況を確認する。
  • 報告は日時と推定される場所、どの便であるか、記録上乗車している児童生徒は何人かを明確にして行う。

命を守るため、安全への高い意識を維持するために、一年に一度またはそれ以上の定期的な訓練を行うことをお勧めいたします。

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